今年7月に恵比寿のアートコンプレックス NADiff A/P/A/R/T 2FにオープンしたG/P gallery。上田義彦の新作展を皮切りに、新人写真家の発掘・育成を目的とした「THE EXPOSED」 展など、様々なエキシビションを展開する中、9月5日より中島英樹の個展「Infinite Libraries & Re-CitF」がスタート。初日にはオープニング・レセプションが執り行われ、多くの人々が足を運んだ。
日本のみならず、世界のグラフィック・シーンにおいて影響を与える彼の今作は、7点のグラフィックから成る『Infinite Libraries』と、2点のシルク・スクリーン作品『Re-CitF』。『Infinite Libraries』は、アメリカの詩人Gustavo Alberto Garcia Vacaのテキストをベースに、「マップ」「時間」「音楽」など、いくつものイメージがエッジの効いた色、高度なプリント技術と厳選されたマテリアルで表現された作品。一方『Re-CitF』は、ペインティングのような仕上がりでありながら、実際はシルク・スクリーン印刷を適用したという、グラフィックの神髄を極めた一作だ。
NY ADC賞をはじめとした国際的な賞を多数受賞し、国内外で高い評価を受け続ける一線級のグラフィックを、アットホームな雰囲気の中、間近に触れられる機会となった。
中島英樹展 「Infinite Libraries & Re-CitF」
日時:9月5日(金)〜10月8日(水)12:00〜20:00
会場:G/P gallery
東京都渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff A/P/A/R/T 2F
TEL:03 5422 9331
写真左:中島英樹
写真右:G/P Gallery チーフ・ディレクター 後藤繁雄